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卒業生の声

7期生 奥村菜穂さん

アドバイスに自信がもてた

奥村菜穂さんプロフィールokumura.jpg

スタディ・ドッグ・スクール認定ドッグトレーナー
獣医師

小学生の時に柴犬の初代「クリ」を迎え、ハムスターや亀など途切れることなく動物を飼育する環境で育ち自然と獣医師を志す。大学卒業後は獣医師として動物病院に就職し、動物たち相手に日々奮闘していた。現在は動物病院を退職し、2代目クリ(柴 メス)と麦(ウェルシュ・コーギーペンブローク メス)と暮らしながら犬のトレーニングに携わっている。
2019年9月卒業。
(取材日:2020・1月)
追記:2020年4月国際的なドッグトレーナー資格CPDT-KAに合格

名称未設定 2.jpg Q.犬の飼育歴について教えて下さい 
死ぬほど動物が好きで小学生の時に迎えた柴犬の初代クリ(メス)を迎えてからほぼ途切れることなく飼っています。散歩は子どもたちの仕事で、毎日行っていました。初代クリは柴犬らしい柴犬で、家族が昔ながらのしつけをしていましたが、噛むこともありました。今考えると子どもたちが騒がしくしているなかではそうするしかなかったのかなと思います。小学校低学年の時に既に獣医になろうと思っていて、在学中にはいち飼い主として初代クリの介護やペットロスも経験しました。その後2代目のクリを迎え、念願の獣医師になることもできました。診察している時に多頭飼いの方を見るととても羨ましかったこと、2代目クリは全く手のかからない子なこともありウェルシュ・コーギーの麦を迎えました。どんなに仕事の帰りが遅くても散歩に行きますし、24時間動物に囲まれた生活で、もうこれはある種の病気ですね(笑)。

名称未設定 2.jpg Q.なぜ、SDSペットドッグトレーナー育成コースに通おうと思ったのですか?
ドッグトレーナーになるつもりはありませんでしたが、犬のトレーニングの勉強ができるところがないか通信教育なども含めて色々と探していました。通信教育は座学は家でできますが、郊外で実技を受けなければいけないことがわかり、それは仕事的に無理だなと…対して、スタディ・ドッグ・スクールドッグトレーナー育成コースは固定の曜日で通えるということでこちらに通うことにしました。趣味も兼ねていましたが、獣医師は診療中に犬の飼い主さんにしつけについて聞かれることも多いし、せっかくなら自分に知識をいれて仕事に活かしたいとの思いもありました。獣医師がトレーニングやしつけの分野に首を突っ込むことでドッグトレーナーの先生方に嫌がられたり、引かれてしまうかもしれないと思っていましたが、説明会でお話を聞くと全くそんなつもりはなし、むしろ動物病院でのパピークラス開催などについても専門的に学べるということ大きかったです。あと、元気のいい麦に手を焼いていたことも要因の一つです(笑)。

 名称未設定 2.jpg Q.受講した感想をお聞かせください。
動物病院で診療中、ちょこちょこしつけのことで聞かれることがあるのですが、正直少し困っていました。しつけって色々本を読んでも、人によって書いてあることが違うし、ぼんやり漠然としていて…獣医さんも飼い主さんにぼんやりした中で経験則や、聞きかじったことをアドバイスとしてお伝えする方が多く、きちんと修正ができるように言える人が少ないと思います。でも、授業ではそこが理論的に「こういうときはこうすればいいと」わかりやすく学ぶことができました。私が大学にいたときは動物行動学がコアカリキュラム(共通到達目標)になる前で、数回の選択授業だけでしたが、育成コースの授業はよく整理されていたのですんなりと入ってきました。
育成コースで勉強してから興味を持って動物行動学の専門書を読んだりもしたのですが、一度知識として入っている状態なのですんなり受け入れやすかったです。同期はみんなよく喋るクラスでディスカッションが活発でしたね。問題行動修正のケーススタディでは、なるほどなぁと思いながら授業を受けていました。
実技では恥ずかしながら今まで本格的にトレーニングをしたことがなかったのですが、色々と教えていくと麦は楽しそうで、今でもコミュニケーションの一環としてやっています。元気がいい子ですが、興奮したときにも抑えをきかせられるようになりました。それから、クリと麦を職場に毎日連れて行っているのですが、実技で身につけたクレートトレーニングが欠かせません。また、今はかなり元気のいい犬達のトレーニングにも携わっているので、実技で学んだことが本当に役立っています。選択実習では動物病院で働く身として、ドッグトレーナーさんと獣医さんの連携が取れると色々と病院での問題がなく進むと実感しました。問題行動カウンセリング実習では悩みがピンキリであることがわかりました。あっさりしたものからヘビーなものまで様々経験できました。育成コースに通ったことで動物病院の色々な場面にも活かせると思いました。診察時、飼い主さんからのしつけの質問は、知識がないときは治らなかった時にどうしようと思っていましたが、今までよりも深くアドバイスできるようになったと思います。獣医療の中だけでは学べないことだらけで、とにかく、実技も座学もとても楽しかったです!


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