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犬の百科事典

ま行

ま行

犬のトレーニングに関する用語や道具、動物行動学に関する用語をまとめた「犬の百科事典」です。学術的な定義を基に、客観的かつ端的にまとめてありますのでご活用下さい。

マーキング

片足をあげて排泄した後に尿や糞便を後肢で地面を蹴って飛び散らし、自分の排泄物で自己のテリトリーを誇示するためのにおい付けをする行為。特に雄イヌで多く見られ(雌イヌでも片足をあげる個体もいる)、電柱や立ち木など垂直の対象物のより高い場所に排泄物をかけようとして逆立ちする個体もいる。マーキングは別個体の匂いの上にする事が多いため、匂い嗅ぎを容認しすぎると散歩の時の引っ張られる要因の一つになりやすい。排泄のための排泄行動とテリトリーを誇示するマーキングは目的が違うので分別には注意が必要である。

マウンティング

他個体や飼い主の足、お気に入りの毛布、ぬいぐるみなどを前肢で抱え込み交尾行動と同様に腰を振る動作。性行動の一つとして性的な欲求を満たす場合に行われることもあるが、犬同士で相手に優位性をアピールする場合や、遊びやコミュニケーションの中で興奮したときに交尾行動と同様な動作が見られ雄雌関わらず同性間でも行われる。相手の肩口に顎を乗せて自分の優位性を誇示する場合、遊びの延長・コミュニケーションを目的とした場合(特にパピー同士の遊び)、興奮している時など状況に応じてマウンティングの意味は変化する。飼い主の脚などにマウンティングをしたときに優位性を誇示する行動として認識されやすいが、葛藤行動として行われることが多いと考えられている。

マズルコントロール

犬のマズルを掴んで押さええ込むことで犬を服従させる方法として行われている。近年では、この手法は、力づくで押さえ込むことで犬に恐怖心を抱かせて委縮させ、しつけや問題行動を修正する方法として認識されており、恐怖心から自分の身を守ろうとして、犬の攻撃行動(吠える、噛みつくなど)を引き起こす問題に発展する危険性がある。
世界最大の家庭犬トレーナーの協会であるAPDT(Associaton of Pet Dog Trainers)やアメリカの獣医師と動物行動学の研究者が設立した学会であるAVSAB(American Veterinary Society of Animal Behavior)でも、マズルコントロールやアルファロールなどの方法は、問題行動を増やしたり飼い主との関係性を悪化させる可能性があることを声明として発表している。

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身繕い行動(みづくろいこうどう)

舌や歯、肢などを用いて体表をかく行動。物に体をこすりつけること、身震いや尾振りも身繕い行動と含まれることがある。皮膚や被毛を毛についた寄生虫や汚れを取り除く目的や、体毛を整えるために行われる。身繕い行動をグルーミングと言うこともある。自らの身繕い行動だけでは、被毛を清潔に保つことは難しく、定期的なシャンプー、ブラッシング、肛門腺絞り、耳掃除など飼い主が行う必要がある。

無関係性の学習(むかんけいせいのがくしゅう)

特定の刺激を与え続けることで、刺激が動物にとって無関係であることを学習すること。馴化に似ているが、自動的回復が起こりにくいのが特徴である。例えば、多頭飼いで、子犬の頃から「オイデ」という合図を聞き続けた場合。この犬に、「オイデ」で呼び戻しの学習をさせるには時間がかかるため、別の言葉、例えば「Come」などで学習させた方が、早く呼び戻しの合図(Come)を覚える。つまり、子犬の頃から聞いていた「オイデ」という言葉は、自分にとって無関係だという学習をしていたことになる。

無誤弁別学習(むごべんべつがくしゅう)

主に興奮性弁別刺激のみを用いた弁別学習方法のこと。興奮性弁別刺激を提示していく中で、動物が反応しない程度の制止性弁別刺激を提示し、徐々にその刺激を強くしたり数を増やすことで、間違いを経験することなく、弁別学習が成立する。例えば、麻薬探知犬などであれば、はじめ、麻薬の臭いがついたものを探し当てるトレーニングを繰り返し、徐々に周りに異なる物を置いていく、ただしこの時の物は無臭で、探し当てるべき物品からは離れた場所に置いておく。徐々に目標物との距離を近づけ、さらに麻薬の匂いの量も減らしていくことで、失敗の経験をほとんどすることなく、弁別学習が行われることになる。

無条件刺激(むじょうけんしげき)

動物の生まれながらに備わった反応(無条件反応)を引き起こす刺激。犬が餌を見て涎を流す場合、涎を流す反応自体は学習の影響がなく、生まれながらに備わった反応であるため、餌が犬にとって無条件刺激となる。

無条件性強化子(むじょうけんせいきょうかし)

一次性強化子のこと。

無条件反応(むじょうけんはんのう)

学習の影響を受けない、生まれながらに備わった反応のこと。

モチベーション

動機づけのこと。動物をある行動に向かわせる源であるため、行動の発現に影響を与える要因であり、行動の方向性と程度に影響する。
以下の5つ分類される
①個体の生存のための動機付け
②種の存続のための性欲や育児欲といった繁殖性の動機付け
③好奇心や操作欲、接触欲といった内発的動機付け
④情動的動機付け
⑤社会的動機付け

モチベーショントレーニング

フードやおもちゃ遊びなど犬のモチベーション(動機づけ)を意図的に操作する(上げる)ことによって、目的の行動を教える方法。大前提として強化子を得ることのモチベーションが環境刺激を含めた他のどの刺激へ反応するモチベーションよりも上回らなければならない。

モデリング法(模倣学習)(もでりんぐほう・もほうがくしゅう)

他の個体の行動を観察することで、同様の新しい行動を獲得すること。行動に対する強化(オペラント条件付けにおける)がなくとも反応形成が行われる場合もある。犬の場合、他個体の行動を模倣したという研究データがあるものの、問題行動やしつけにおいて人間のように1回見たものを正確に模倣し、改善するかにについては具体的な報告例はない。
この学習方法を利用した反応形成にDo as I Do(私の真似をして)がある。

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問題行動(もんだいこうどう)

飼い主が問題と思う行動。さらに動物自身や飼い主、そしてその財産を傷つける行動のこと。犬が警戒心で吠える、という正常な行動でも、飼い主が問題だと思えば問題行動になる。一方、警戒吠えが防犯になると考える飼い主の場合、同じ吠える行動であっても問題行動とはならない。人の生活環境や動物観にもよるため、定義づけが難しいこともある。

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