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卒業生の声

第2期生 菊地紀仁さん


「講座内容に自信があるな」と。

菊地紀仁さんプロフィールIMGP5917.JPG

10年前にサラリーマンを辞め、オーストラリア、クイーンズランドの介助犬協会の会長であったクレイグ・A・マリー氏のもとでプロトレーナー・コースを受講したことをきっかけに、ドッグトレーナーに転身。マリー氏のもとでは、家庭犬だけでなく、介助犬、警備犬、探知犬などの基礎的な訓練も学んだ。(取材日:2016・12月)

 
 




名称未設定 2.jpg Q.現在の活動を教えて下さい。 レッスン以外になにか活動をされていますか?
現在の活動は、個人訪問レッスンやシッター業のほか、鎌倉の動物病院、大和市と茅ヶ崎市の専門店の3か所で教室を行っています。
具体的には、教室だけでこの数年は1000組前後の飼い主さんとイヌたちにお会いしています。
(レッスン以外には)マンションの組合から頼まれての講演や知人から原稿依頼などがあります。その他には保護団体さんから管理やレクチャーなどの相談を受けることもありますし、動物病院の院内セミナーや獣医さんとの勉強会の講師もやっています。


名称未設定 2.jpg Q.とても充実した活動をされていますが、今回の受講動機について教えてください。
今年で活動10周年を迎えさせていただきました。基礎的な学習理論や教室運営法などオーストラリアで学びましたが、英語力のなさとハンドリング(実技)を中心に学んだので、学習理論を体系的に学んでみたかったです。なによりも獣医さんや専門家とタッグを組むのに、相当の知識がないといけないと感じました。個人的にはこの数年、新しい科学的な発見もあり、「イヌ学」のブレイク・スルーが起きていると考えています。最新の知見は、今後の活動で重要になっていくと考えました。
申し込みに際して、獣医学部聴講生や海外研修も考えたのですが、講義レベルと時間、費用を含めて検討して、スタディドッグスクールドッグトレーナー養成講座に決めました。本来の募集要項から、外れている気もしたのでスタディドッグスクールの講師たちに事前相談をさせていただきました。それなりに自分もキャリアがあるので、初歩的な講座で終わっては困るのですが、と。国内のセミナーはこのレベルが多くて、知っていることだけで終わったりしますので。
受講許可書を頂いたときは、正直、驚きました。「相当、この人たちは講義内容に自信があるな」、と。僕が講師なら、お断りするかな(笑)。下手な講義はできないし、なまじキャリアがある人だと素直に聞いてくれないし、いろいろと面倒くさいしね。


学習理論を体系的に学ぶこと

名称未設定 2.jpg Q.今回は「ナレッジクラス(理論中心)」の受講でしたが?

本当であれば、実技面も合わせた育成コースの受講でしょうね。私の場合は、仕事を継続しながらの受講でしたので、時間的な制約が邪魔をしましたが、「実践できてはじめて成立する仕事」なので、実技の方が興味深かったし、得られるものも同時受講なら2倍、3倍になったのではと考えています。


名称未設定 2.jpg Q.理論だけでは物足りないということですか?
「こうすればイヌが言うことをきく」的なカリスマや、飼い主さんと会話ができない、イヌの表情をみない、そんなドッグトレーナーに僕はなりたくないだけで。頭で理解して、説明できて、アレンジのきいたトレーニングをしたい。そのためには理論も理解したいし、それを具体化できる実践力も大事ということです。理想を言えば、1000組の飼い主さんとイヌに、1000のレシピが提供できるようになりたいのです。そのためには、理論をしっかりと押さえることは、とても重要です。


名称未設定 2.jpg Q.理論と実技の両輪ということですか?
kyousitu.jpgドッグトレーナーの仕事って、経験至上主義というか、「経験こそがすべて」という誤解があると思うのですよ。実際に自分にも「10年やってきた」という小さな自信もある(笑)。けれども、経験頭数や経験時間が与えてくれるのは、「情報」でしかない。偶然に左右されるようなあやふやな「よくわからない」ものが含まれてもいる。ですから「情報」だけでは、積み上げや方向性、再現性や発展性を示すのが難しい場合が多いと考えています。きちんとした理論は、再現性や発展性を担保してくれます。理論によって「情報」が組み立てられたときに、「知」の織物である「知識」になっていく。10年間の個人的な経験を、理論や知識は、たやすく越えていくし、学問の歴史がそれを証明している。つまり理論を体系的に学ぶことは、重要なだけでなく、未来を創っていくことにつながります。

名称未設定 2.jpg Q.先人や先輩、師匠を超えていく可能性もあるということですね

超えて「次のステージ」を意識するのであれば、マストですよね。そのあたりが、現役のドッグトレーナーたちに「弱いな」と感じる部分でもあります。


講師たちが日々のトレーニング現場から発信している


名称未設定 2.jpg Q.でも、理論は「頭の中のこと」ですよね。それを目の前に示すためには、「技術」力が必要ではないですか?

そういった意味でも、スタディドッグスクールのドッグトレーナー養成コースは、「理論」と「実技」の両方を押さえているので、きちんと学ぶことができるようになっていると思います。「技術」は、繰り返しだけでは上がっていかないですからね。


名称未設定 2.jpg Q.場数だけでは「技術」になっていかないと
DVC00048.JPG課題と見極めを持って取り組まないと「技術」は研磨されていかない、と考えているので、正しい方向性と指導がないと、普通はあがっていきません。そして大事なのは、“実際に使える技術”であること。スタディドッグスクールの良いところは、「実践」にしっかり立っていることだと思います。イヌに触れない獣医さん、ガウガウちゃん(攻撃性の高いイヌ)お断りのドッグトレーナー、実際にいますよね(笑)。
そうではなく、講師たちが日々のトレーニング現場から発信している。博士号と技術と合わせたもの―総合力というか、実践力が高いということです。
それを教えてくれるのであれば、ドッグトレーナーを職業としたときに最上級の武器になっていくのではないでしょうか。


名称未設定 2.jpg Q.最後に、実際に受講されての感想や今後について教えてください。
2期生は現役ドッグトレーナーたちが受講生だったので、講師の皆さんは苦労したかと思います。けれども、おかげで大学のゼミナールのような雰囲気で、少し突っ込んだ話や教科書にない話題も多かったかと思います。「相談」みたいなことも講義に盛り込んでもいただいたし、実際のトラブルを相談もしたし(笑)。
今後につながる一番の成果は、講師陣との「人脈」だったと思います。ともするとこの仕事は、孤立しがちな商売だと感じています。ですから「つながり」は、今後の展望では必要不可欠ですし、発展させていきたいと思います。あっ、(鹿野が理事を務めている)日本ペットドッグトレーナー協会に入会もさせていただきました。今後も質の良い情報と勉強の機会を頂けるそうなので、心強いですね。新しい資格の取得も考えています。

キクチドッグトレーニング
横浜・湘南地区のドッグトレーナー。笑顔のドッグトレーニング。オーストラリアで修業したトレーニング方法.

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